内容説明
「ウンラート(汚物)教授」のあだ名で呼ばれる初老の教師ラート。ある日、生徒を追って夜の街に出た彼は、大衆酒場の若き歌姫に出会う。彼女とつきあううち、教壇の権威としての立場を忘れた彼は、社会憎悪の裏返しである破滅的愛を、彼女一人に注ぐようになっていく…。マレーネ・ディートリヒ主演映画『嘆きの天使』原作。
著者等紹介
マン,ハインリヒ[マン,ハインリヒ][Mann,Heinrich]
1871‐1950。ドイツの作家。戦間期、ヴァイマル共和国を代表する知識人として活躍。作家トーマス・マンは実弟にあたる。ナチス政権成立後、フランスに亡命。母国ではその著書は販売禁止となった。第二次世界大戦勃発後はアメリカに渡り、カリフォルニアで亡命生活を続ける。戦後、東ドイツの招きで帰国する予定であったが、直前に客死。代表作は『ウンラート教授』のほか、帝政下の臣民根性を痛烈に諷刺した長篇小説『臣下』など
今井敦[イマイアツシ]
1965年生まれ。1988年、中央大学文学部卒業。1991~1992年、ヴュルツブルク大学(ドイツ)留学。1993年中央大学大学院文学研究科博士課程を単位取得満期退学。1996~1999年、オーストリア政府より給付奨学金を得て、インスブルック大学に留学。1999年、インスブルック大学にて哲学博士(Ph.D.)取得。九州工業大学工学部准教授。ドイツ語・ドイツ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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