幻想と怪奇の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879842503
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本書は、1960~70年代、日本においてほとんど認知されていなかった怪奇幻想小説(ホラー、ファンタジーetc)を我が国に根付かせるべく奮闘した、パイオニアたちの記録である。
自ら幻想書林に分け入り、師匠・平井呈一に叱咤され、盟友・大伴昌司+桂千穂と励まし合い、後継者・荒俣宏の情熱にうたれた、著者の熱き時代の回想録+評論集。
雑誌The Horror、「幻想と怪奇」の挫折、「世界幻想文学大系」の大成功……日本における怪奇幻想文学ジャンルの草創期の熱気を余すところなく伝える。

第Ⅰ部 幻想書林に分け入って
 わが最初の境界
 限られたマイナーな領域
 『黒魔団』を読む女性
 大伴昌司とホラー・セミナー
 いまだに忘れない収集の苦心
 天のときに恵まれた企画
 失敗に終わった雑誌
 輝ける邪悪の天球儀
 円環を閉じるにあたって

第Ⅱ部 幻想と怪奇の時代
 恐怖小説講義
 ゴシックの炎
 ゴシック・ロマンスとは何か
 ホーレス・ウォルポール――オトラントまたは夢の城
 メアリー・シェリー――造物主または闇の力
 エドガー・アラン・ポオ――神話の創造と崩壊0
 “もう一つの夜”を求めて
 『M・R・ジェイムズ怪談全集』解説
 日本怪奇小説の流れ
 (付録)密室論

あとがき

目次

第1部 幻想書林に分け入って(わが最初の境界;限られたマイナーな領域;『黒魔団』を読む女性;大伴昌司とホラー・セミナー ほか)
第2部 幻想と怪奇の時代(恐怖小説講義;ゴシックの炎;ゴシック・ロマンスとは何か;ホーレス・ウォルポール―オトラントまたは夢の城 ほか)

著者等紹介

紀田順一郎[キダジュンイチロウ]
評論家、作家。1935年、横浜市に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業。書物論、情報論、近代史などを専門として評論活動を行うほか、創作も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

有理数

11
紀田順一郎の幻想怪奇文学の発展に関わる自伝と、恐怖小説講義、評論などをまとめた一冊。これもまた読みたい本が増えまくる一冊です。「世界怪奇文学年表」はそのまま読書ガイド・チェック表として使えそうな充実度。また荒俣宏の凄さが何とも印象的でしたし、何人で寄り集まってアンソロを組み上げる逸話など、熱意がありありと浮かぶ。ポー、ブラックウッド、ジェイムズの偉大さ、後はシェリーの評論をとても面白く読みました。「日本怪奇小説の流れ」は概ね知っていることでしたけれど、知っているだけで未読ばかり……。楽しみが増えました。2014/09/19

SKH

2
第Ⅰ部「幻想書林に分け入って」、幻想怪奇小説の歴史を黎明期から筆者の体験談を交えながら解説2013/04/11

とやづ

1
挙げられている作品はほぼ全くといっていいほど読んでいませんが、タイトルに惹かれて。やっぱり解説文だとかで紹介されると読んでみたくなりますね。むしろ殆どがいまや名作として扱われているものなので、読んでいないのがおかしいのでしょうか?基本怖がりなので怪奇ものはほぼ全て避けてきているのですが、SFものに関してはちょっと読みたい気持ちがあるし、海外の怪奇小説がゴシックの流れを汲んでいると考えるとそこまで怖がらずにいられそうです。しかし怖いもの嫌いなのになんで読んだんでしょう。2014/05/16

koala-n

1
評論集。大きく二部に分かれる。第一部は幻想文学に魅せられ、評論や翻訳、雑誌・叢書の編集などを通して幻想文学を広めてきた著者の半生を回想したもの。ちょっとした雑誌から世界幻想文学全集へと結実する様は時代の後押しを感じさせ、日本の幻想文学の草分け的な存在による貴重な記録となっている。また様々な人物の間の関係も中々面白く読める。第二部は著者が折に触れて発表してきた幻想文学の評論および紹介文。どれも力作で、文章によっては少し肩に力が入っていてちょっと読みにくいやつもあるけれど、その強い熱意は伝わり好印象。2014/04/16

0
★1/22007/03/24

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