出版社内容情報
ドイツの神秘主義的哲学者ヤコブ・ベーメの主著の完全翻訳。1991年3月発刊。
内容説明
この8巻に共通するテーマは、内面的神秘主義であり、万人の心の内奥にひそむ神性のはたらきを究めようとする思想である。これは初期のベーメにもすでに見られたが、本書においては、それが「ソフィア」神秘思想や「無底」説との関連でさらに深められ、「ソフィア」と「魂」との対話や「師」と「弟子」との対話のような真摯なダイアローグの形式で、いっそう鮮やかに表現されており、ベーメ自身がたどってきた心の遍歴が披露されている。
目次
第1巻 真の悔悛について
第2巻 聖なる祈りについて
第三巻 真の平静について
第4巻 新しい再生について
第5巻 超感性的な生について―師と弟子との対話
第6巻 神を見る高貴な門
第7巻 光明にみたされた魂とみたされない魂との対話
第8巻 4つの気質に関する慰めの書