出版社内容情報
世界核戦争後に生き残った猿と象と鵞鳥と小人が「理想の王国」を求めて旅立つ。この黙示録的寓話のかげには、文明社会への疑問が重く響いている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィオラ
2
鼠の群れが走り回ったり、都市が氷の下に閉じ込められていたり…。そんな荒廃しきった世界を旅する、マントヒヒ(リーダー)、鵞鳥(偵察)、象(言葉を話す)、そして小人。理想の王国を目指すには、倒すべき敵がいるらしい…。絵的にはキャッチーな導入部。なんとなく、文明や人類への批判的目線は感じるけれど、文章に「隠喩・直喩」が他用され、なかなかに疲れる読書…(;Д;)詩人スタートの作家さんなのも、なるほど納得。あと、ちょっと糞便が出てきすぎじゃない?(^_^;)2012/05/19
えくおとさず
0
☆☆☆2020/02/04