出版社内容情報
「葉っぱ」はいつも狙われています。虫や草食動物に加え、暑さ寒さや乾燥も強敵です。だから生き残るために知恵を働かせています。「葉っぱ」はいつも狙われています。草食の虫や動物だけではなく、日陰や乾燥、暑さや寒さも強敵です。だから「葉っぱ」は生き残るため、たくさんの葉っぱをつくり、毒を持ったり、背丈を伸ばしたり、暑さ寒さを防いだりして、さまざまな知恵を働かせています。
多田 多恵子[タダ タエコ]
著・文・その他/写真
内容説明
「葉っぱ」はいつもねらわれています。草食の虫や動物だけでなく、暑さや寒さ、かんそうも強敵です。だから、生き残るための知恵を働かせます。この知恵を科学の目で観察します。
目次
葉っぱの工場見学
葉っぱの配置
葉っぱの寿命
大きな葉っぱ
高山のミニチュア世界
葉っぱのへ~んしん!!
水玉ころりん
葉っぱマジック
皿回しの葉っぱ
葉先の宝石〔ほか〕
著者等紹介
多田多恵子[タダタエコ]
東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了、理学博士。立教大学・国際基督教大学・東京農工大学非常勤講師。植物生態学者として、広く植物の繁殖戦略、虫や動物との相互関係などを調べている。NHKラジオこども科学電話相談の回答者。また、ナチュラリストとして、フィールド観察会の講師としても活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
56
植物の「葉」に注目した科学館絵本。形や色など種類についてだけでなく、斑入りの謎、毛の謎、みつ腺やダニ部屋(ドマティア)など他の本にはなかなか載ってない情報も分かりやすく解説してある。写真なので子どももわかりやすい。2020/01/20
けんとまん1007
47
ミクロレベルでも宇宙があるという。葉っぱの世界も、宇宙そのもの。まさに、生存した証としての仕組みが深い。何気なく眼にしているが、もっと近くで、手に取ってゆっくり観察することから、見えてくるものが変わると思う。2023/08/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
葉に特化した科学絵本。目にする開会の多い植物でもここまで細かく見たことありませんから斬新!ウリ科の巻きひげって、細いのに丈夫でちぎれない謎がわかったり、農家の宿敵?アカザ(退治してもすぐ出てくる)についても書かれています。パールつぶは綺麗だけど、ゆっくり観察する気にはなりません(>_<)←個人的過ぎる(笑)写真で分かりやすく紅葉のメカニズムなども書かれています。2020/04/06
遠い日
10
木好き、葉っぱ好きにはたまらない本。形、色、香りや手触りまで、触れられていて、読むうち、その葉っぱを触りたくなる。リフレッシュしたい時、わたしは鉢植えの山椒の葉っぱを指でこすって、しばしくんくんと陶酔します。2019/04/08
HNYYS
9
図書館本。葉っぱだけでこんなにも知らないことがあるのか、と驚いてしまいました。身近にある葉っぱをもっと観察してみたくなりました。カタバミの10円玉磨きは早速実験してました。2020/08/11