出版社内容情報
主人公が大切な「とみばあちゃん」を看取るまでの日々のお話。いつかくるさよならを受け入れ、納得するための準備となっていきます。大切な人との別れは人生に必ず訪れるものです。この絵本は、小学生の主人公が、大切な「とみばあちゃん」を看取るまでの日々を通して、死ぬとはどういうものかを学びながら、別れに納得し、受けれていくまでを描いています。そしてそこから自分の命を大切に生きようという目標へつなげてほしいとの願いをこめています。
中山 成子[ナカヤマ シゲコ]
イラスト
大井 玄[オオイ ゲン]
監修
著者等紹介
なかやましげこ[ナカヤマシゲコ]
中山成子。茨城県生まれ。御茶の水美術専門学校卒業後、デザインの仕事を経てフリーのイラストレーターとして独立。雑誌や書籍のイラストを描くかたわら、ライフワークとして粘土の立体作品の制作にも取り組み、より自由な表現を追求している
おおいげん[オオイゲン]
大井玄。東京大学名誉教授、医学博士。東京大学医学部卒業後、77年ハーバード大学公衆衛生大学院修了。その後国立環境研究所所長を経て、現在は東京都立松沢病院に籍を置きながら桜新町アーバンクリニック在宅医療部に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
7
いのちのじゅんばん。 いつか自分が老いる日について考えさせられます。お別れはいつも悲しくて泣いてしまいます。2020/10/22
奈良坂葵
2
ひ孫のけんたから見た、在宅介護と看取り。絵本だから読みやすく描いてあるが、現実はなかなか。伝えることの難しさ。2020/01/09
刹那
2
こんな優しい子どもに育ってたらえーなー(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)2019/03/22
スパナ
1
見送ることをとおして、見送られる日が来るんだよというメッセージかな。2020/10/17
わんしぇん
0
主人公の「けんた」の家を例にした在宅によるターミナルケア(終末期医療)の話。「けんた」の曾祖母「とみばあちゃん」が病院での医療ケアから在宅医療に切り替え、そしてその死を看取るまでの3ヶ月間とその後を描いている。マイナスなイメージを持ちやすい「在宅ケア」「人の死」について小学生の「けんた」の視点で噛み砕いて説明している。小学校低学年の児童は「人の死」についてピンとこないかもしれないが、二世代あるいは三世代で暮らしてる家庭の児童は想像しやすいんじゃないかなと思う。超高齢化社会を迎える現代社会ならではの絵本。2020/02/28
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