内容説明
かぞくはいろいろ。いろんなかぞくがある。だいかぞくもあれば、ふたりっきりのかぞくもある。すんでるいえや、やすみのひのすごしかた、がっこうやしごとのことも、それぞれちがう。きみのかぞくは、どんなかぞく?
著者等紹介
ホフマン,メアリ[ホフマン,メアリ] [Hoffman,Mary]
イギリス、オックスフォードシャー在住の児童書作家。絵本からティーンエイジャー向けの読み物まで、100点以上の作品がある。ケンブリッジ大学で英文学を学び、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンで言語学の学位を取得。デビュー作となった絵本「Amazing Grace」は、絵本、読み物それぞれにシリーズ化され、世界で150万部を売り上げた
アスクィス,ロス[アスクィス,ロス] [Asquith,Ros]
イギリス、北ロンドン在住のイラストレーター。ロンドン芸術大学のキャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツを卒業。大手新聞「ガーディアン」に20年にわたって風刺漫画を描き、70点を超えるこどもの本のイラストを手がけた
すぎもとえみ[スギモトエミ]
杉本詠美。広島県出身。広島大学文学部を卒業。『テンプル・グランディン自閉症と生きる』(汐文社)で産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
72
《図書館》こどもにすすめたい本2019で並んでいた一冊。日本はまだ"普通の家族"が当たり前になっているので、色んなかたちの家族を知り勉強になるし、内容も易しいので読みやすい。ネコ探しに夢中になってしまった(笑)2019/07/23
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
51
「家族」といってもその形は色々。考えていることもさまざま。どれが「普通」でもないし、一番いいのではない。2人だけでも20 人いても、お父さんが二人いても家族。そんな事を分かりやすく教えてくれる絵本。昔は家族はお父さん、お母さん、子供みたいに決まった形で決められていたような気がする。それが当たり前でも、思い込みでもない。どんな家族がいても受容できる、そんな社会になるといいな。2018/10/11
たまきら
37
9人お子さんがいたり、女子カップルが親友(ゲイ)の精子もらって子供二人いたりするご家族が身近にいるから、結構娘さんも様々な形に抵抗がない方だと思っていましたが、こういう本を楽しそうに読んでいるのを見るとなんだかうれしくなりました。普通って、実はあんまりないし、そこが個性を生む。批判することなく違いを受け入れる子であってほしいなあ…と思いながら一緒に読みました。2019/02/01
ネギっ子gen
30
世界中には色々な家族の形があり、色々な生き方がある。一人親、大家族、LGBTQの家族、ペットが家族の人もいる。住む場所も仕事も、家族の楽しみも色々。家も、人数も、仕事も、服も、食事も、性別も、趣味も気分も人それぞれ。誰が、どんな暮らし方をしていていようとも、家族はかぞく。ということで、どのページを開けても、色々な家族や暮らし方が発見できる。多様化する家族の形をユーモアたっぷりのイラストで楽しみながら、人の生き方の多様性が分かる絵本。本書は、読み聞かせにも最適。ただ、 “独身”という生き方の提示があれば!⇒2021/03/06
わむう
25
「かぞく」と一括りで言っても世の中には様々な家族の形がある。家族構成や、家での過ごし方、住んでいる家もそれぞれ違う。考え方が柔軟な子どものうちに、多様性を教えるにはよい一冊かも。2020/09/10