目次
たんぼのあぜや水辺で見つけたロゼット(オヘビイチゴ;コオニタビラコ ほか)
野原や空き地で見つけたロゼット(ナズナ;セイヨウタンポポ ほか)
畑や道ばたで見つけたロゼット(ハルノノゲシ;オニノゲシ ほか)
家のまわりで見つけたロゼット(ウラジロチチコグサ;ハハコグサ ほか)
寒い冬から春へ
著者等紹介
おくやまひさし[オクヤマヒサシ]
1937年、秋田県生まれ。幼少のころより自然に親しみ、自然のおもしろさを伝えることを生涯のテーマにしている。漫画家馬場のぼる氏に師事ののち、独学で写真撮影を学び、読み物、画集、写真集を発表。また、観察会などで子どもたちに自然の楽しみ方を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ももたろう
28
枯れ草の目立つこの季節、地面にぺったり張りつくような形で葉を広げ冬越しする野草を見かける。バラの花の形に似ている事から この状態の草を"ロゼット"と呼ぶとある。私は細いレース糸で編んだ繊細なドイリーに似ているなぁと思いながらロゼット状の野草の絵を眺めた。広げた葉で少しでも多く太陽の光を受け 背を低くする事で風を避け大切な芽を守っている。葉っぱが特徴的なものは見分けがつくが、多くは花が咲いてみないと種類が分からない。寒い冬を乗り切る知恵。"今は我慢の時"と野草から励まされているようだ。2021/01/16
チャーリブ
21
著者は、おくやまひさし氏。どこかで見た名前と思ったら昔よく見ていた『里山図鑑』の著者だった。子ども向けの本を多く著している在野の研究家らしい。最近ロゼットが気になっているので読んでみた。いろいろなロゼットが絵と写真で紹介されている。写真よりも絵のほうが分かりやすい点もあり、絵として見るだけでも楽しい。気がついたのは、セイヨウタンポポだと思っていたのがブタナだったこと。ロゼットの同定は難しい。『里山図鑑』にもロゼットの写真があるので、この冬はロゼット観察をしてみたい。著者いわく「ロゼットは冬の花」。○2021/12/16
Bridge
8
いつも走っている河原で見る草と、この本で出会えました!雄しべがだんだん上へ登っていく花を持つ草は「ヘラオオバコ」といいます。 タンポポに激似の草、「ブタナ」も掲載されていて大満足の1冊!!2019/02/21
かおちゃんズ
2
冬にともに出かけたい図鑑。 2021/07/14