シリーズ学校図書館
学校図書館発 育てます!調べる力・考える力―中学校の実践から

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784879813909
  • NDC分類 017.3
  • Cコード C3037

目次

序章 学校図書館機能の到達段階―はじめは「勝手にタイアップ」(学校図書館法の二つの目的をわたし流に読み替える;学校図書館機能の到達段階 ほか)
第1章 調べるとは―課題解決のための6ステップ(調べられない;調べるとは ほか)
第2章 図書館を使った授業を組み立てる―中学一年生の世界地理「六つの国調べ」から(図書館を使った地理の授業をもう一度;喜びは不安へ、そして… ほか)
第3章 レポートの書き方を教える―中学二年生の音楽「ベートーヴェン・レポート」から(音楽でレポートを書かせる;「レポートについて指導してください」 ほか)
第4章 テーマを自分で決めてスピーチを―中学三年生の社会(公民)「時事問題スピーチ」から(「中三公民(経済分野)は、スピーチをやります」
図書館は、当てにされなくなった ほか)
解説 進化し続ける学校図書館の道しるべ(桑田てるみ)

著者等紹介

遊佐幸枝[ユササチエ]
東京純心女子中学校・高等学校専任司書教諭。長崎県生まれ。純心女子短期大学、法政大学文学部卒業。1986年度より、東京純心女子中学校図書館勤務。『最新図書館用語大辞典』(柏書房、2004年)の編集委員を務める。東京私立中学高等学校協会学校図書館研究会、全国私立中学高等学校学校図書館研修会、昭島市教育委員会司書教諭研修会、八王子市小学校教育研究会、千葉県高等学校教育研究会、東京読書の学校等での講師多数

桑田てるみ[クワタテルミ]
国士舘大学21世紀アジア学部准教授(司書、司書教諭課程担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

april-cat

10
おお!この本はすごい!うちは小学校ですので、これの小学生版のようなのを私は勝手に夢想しております。子どもが調べる楽しさ、発見する楽しさを経験できるような図書館...(ここで遠い目)学校は全然レポートに力を入れていないので、レポート書きの基礎体力がつくような図書館オリエンテーションを勝手に企画。ワークシートを考えるのにいつも頭を使いますが、これは参考になります。参考文献もありがたい!!2012/09/24

奈良坂葵

10
中学校司書として大変参考になります。純心へお邪魔して図書館を見学させて頂き、遊佐さんにもお会いしたことがありますが、図書館にも取り組みにもとても感動しました。理想は遠い・・読書センターから次に進むのが難しいです(特に公立では)2012/03/13

がばいおばちゃん

7
学校図書館の本はどうしても小学校の実践中心だが、中学校の図書館の実践について書かれた貴重な図書。学校図書館を理想のものにするには段階があり、読書へ誘ったり、読書センターとしての機能はまず初歩の段階で、学習情報センター、情報センターへと機能を高めていく必要がある。しかし一足飛びには無理。まずは先生方へのこまめな声掛けなど、著者が「勝手にタイアップ」と呼んでいる段階などを経て次第に進めていく。まぁそこまででも出来たらいい方かな。2011/08/31

兎に角うさぎ

6
この本の冒頭にも書かれている学校図書館機能の進化系が分かりやすいです。1.本が置かれている部屋(本があるだけの図書室)2.本が動く部屋(展示・レイアウトの工夫で貸出が活発になる)3.読書センター(読書を主体とした図書館活動が進む)4.学習情報センター1(図書館資料を主体とした授業の展開)5.学習情報センター2(図書館職員が主体的に授業に関わる)6.情報センター(学校での「学び」の拠点となる)。これを見てピンとくる方は是非。2011/09/06

5
おそらく今学校図書館に求められている所の理想的な形の一つでしょう。ウチは②〜④の段階をさまよってる感じかなぁ...。非常勤を言い訳にしたくはないけど、教員と相談しづらい状況を作り出してるのは間違いないと思う。2014/10/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4016775
  • ご注意事項