内容説明
1987年には80386の供給はすでに本格化しはじめており、パーソナルシステムにも採用されている。これは完全な新世代CPUとして32ビットアーキテクチャを持ったチップだ。本書ではまずセグメントに依存しないインストラクションやアドレッシングなどを紹介し、続いてメモリ管理や保護の機能とともに拡張されたセグメント機構を解説する。その後で8086・80286との互換性動作について述べることとする。これはシステムプログラマ側に属する内容であるが、当面多いであろう8086・80286との共通ソフトの開発者には必須の知識を含んでいる。
目次
第1章 アーキテクチャ
第2章 データ型
第3章 アドレス
第4章 例外
第5章 80387プログラミング
第6章 インストラクション
第7章 プログラム例
第8章 アドレス生成
第9章 メモリ保護
第10章 タスク切り替え
第11章 入出力保護
第12章 割り込みと例外
第13章 仮想86モード
第14章 デバッガサポート
第15章 パワーオン状態
第16章 実86モード
第17章 サンプルプログラム