内容説明
自らもスコットランドの古城に住む貴族である著者がなんとも不思議な英国紳士の生態をユーモラスに描き、欧米でベストセラーになった作品の邦訳版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
2
「英国紳士」シリーズの問題作、かもしれない「貴族の愛人」に関するエッセイ。しかし、やはり微妙な問題なので身近な事は書き辛いと見え、専ら「色の道はやはりフランスの紳士」と戦前辺りのフランスの上流階級の話などしつつ、伝説的な国王の愛人ネル・グウィンや、女性関係の派手さでは有名なエドワード7世辺りの頃の専ら旧聞に属する話でお茶を濁している。「紳士の愛人というものは最早絶滅寸前の種族である」とか言っているのも、なんだか予防線を張っているみたいで、色々苦しさの感じられる内容。現代だって、貴族のお妾さんはいるだろう。2022/12/27
timeturner
1
実際に妾を囲った経験がなければちゃんとしたものは書けない>妻と子どもがいる身でそんなことを認めたら家庭崩壊してしまう>過去の国王・老貴族の伝説でお茶を濁すしかない>面白くなるはずがない。2013/06/27
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