内容説明
サーモロジー分野での最も大きな技術手段は体表の温度を画像として捉えるサーモグラフィ法であり、画像情報処理の技法が応用されるようになった最近、急速にその臨床応用が拡大し始めている。本書は、『医用サーモグラフィ』を全面的に改版するに至ったものであり、今日の日本のサーモロジー領域における指導的立場を考えに入れれば、現在考えうる最高の医用サーモグラフィの教科書であると言えよう。
目次
サーモグラフィの基礎（医用サーモグラフィの歴史；サーモグラフィーの工学的原理；体表温度分布を理解するための生理学 ほか）
サーモグラフィ画像診断法の基礎（赤外サーモグラフィ撮影の基礎；コンタクト・サーモグラフィの撮影法；サーモグラフィと併用される医用計測装置 ほか）
サーモグラフィ画像診断法各論（末梢循環障害のサーモグラフィ；糖尿病のサーモグラフィ；神経・筋・骨格系疾患のサーモグラフィ ほか）
医用サーモグラフィ用語
付録：サーモグラフィ装置一覧
