内容説明
本書では、今までの各分野の宗教学によって明らかにされた宗教現象や歴史的事実を取り入れ、まず、それらの学問の言う「宗教とは何か」を語らせ、有史以前からの宗教の進化について述べ、次に、それらと比較しつつ、著者自身の聖なるもの、絶対との出会いにおいて得た彼岸の智慧に基づいて「宗教とは何か」について述べ、宗教の進化について述べる。次いで、近代から現代にかけての個人、社会における宗教現象、例えば宗教離れ、世俗化、それに対向する新宗教の勃興について、諸種の宗教学の明らかにした事実を取り入れつつ、その事実の生じた理由について、著者の宗教体験に基づいて説明した。最後に、宗教とは何かについて、体験的直観によって得た智慧に基づいて論述し、近未来の地球社会に適応した新しい世界宗教とはどうあるべきかを述べた。
目次
1 宗教とは何か
2 宗教の進化
3 人間の霊的成長に応じて認知直観能力が進化し、精神による物の支配力が増す
4 宗教の進化と、人間による物の支配と人間社会・国土の支配との相関
5 近代から現代にかけての宗教離れと新宗教の勃興
6 新しい世界宗教が必要
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- 英霊の声 河出文庫