内容説明
三国鼎立時代の最後に天下を統一した魏は、権臣・司馬炎に国を奪われて晋の時代となったが、諸王の権力争いから朝政は乱れた。女道士・石珠と武人・劉弘祖の二人は、続々と集まる憂国気概の同志と結んで、天下平定のために晋都洛陽をめざす。智謀あり、武勇ありの、武術、妖術の入り乱れる混戦のうちに、首尾よく勝利の日を迎える痛快な歴史物語。
著者等紹介
寺尾善雄[テラオヨシオ]
1923年(大正12年)岡山県生まれ。作家、中国文学研究家。東京外国語学校(現東京外語大学)中国語部文学科卒業。岡山日々新聞社、産経新聞東京本社、秋田書店に勤務。1987年(昭和62年)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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