内容説明
ノーム・チョムスキーは従来の「構造言語学」と根底から対立する「生成文法理論」を創始、提唱した。この画期的な理論の影響は、言語学のみならず。哲学、心理学、情報科学等の隣接諸科学にも及び、いわゆる「認知革命」誕生の礎となる。本書は1990年代以降のミニマリスト・プログラムの指針のもとでさらに発展しつつある「生成文法理論」の考え方の基礎をわかりやすく提示する。広く言語に関心を持つ初心者から、言語研究の専門家まで必携の一冊。
目次
講義1 メンタリズムと行動
講義2 言語研究の概念的基礎
講義3 言語の性質、使用、および獲得について
著者等紹介
チョムスキー,ノーム[チョムスキー,ノーム] [Chomsky,Noam]
1928年生。アリゾナ大学教授、マサチューセッツ工科大学名誉教授(Institute Professor Emeritus)。ペンシルバニア大学在学中にゼリッグ・ハリスのもとで言語学を学び、50年代半ばに、従来の構造言語学と根底から対立する生成文法理論を創始・提唱した。同理論は、20世紀後半をとおして言語学のみならず、隣接諸科学に決定的な影響を与え、いわゆる認知革命の動因となった。90年代以降、同理論はミニマリスト・プログラムの指針のもとで、さらに大きく発展しつつある。言語学、認知科学、政治批判分野の著書・論文多数。現在、世界でもっとも注目を集める知識人の一人である
加藤泰彦[カトウヤスヒコ]
上智大学大学院言語学専攻博士課程修了。文学博士。上智大学名誉教授。マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学、ユトレヒト大学、客員研究員
加藤ナツ子[カトウナツコ]
上智大学大学院言語学専攻博士後期課程満期退学。駒沢女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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