出版社内容情報
腎臓病を進行させない自己管理法と、透析療法を受けるようになった患者さんの療法や生活法を解説します
慢性腎臓病の方、透析治療を受けている方のための食事療法を中心にした日常生活の処方と支援ガイド。
本書は、慢性腎臓病と診断された患者さんのための「透析を受けないようにするための自己管理法」そして、透析療法を受けるようになった患者さんのための「スムーズに治療を受け明るく過ごすための自己管理法」を紹介します。
第1章 腎臓のしくみと腎臓病
腎臓病の基礎知識/慢性腎臓病について知ろう/慢性腎臓病の治療
コラム:こんな症状が出たら腎臓病かも?
第2章 慢性腎臓病を進行させない日常生活
日常で気をつけたいこと/薬の飲み方/原因となる病気への対応
第3章 慢性腎臓病を進行させない食事療法
食事療法の基本/食事療法の実際/病気別・食事療法の基本
コラム:腎臓病の患者さんの心をサポートするための学問
第4章 腎不全の方の日常生活の注意点
透析療法と腎移植/透析開始後の生活
コラム:透析患者さんにも有効な運動療法
第5章 腎臓病の患者さんのための公的な支援制度
さくいん
【著者紹介】
順天堂大学医学部腎臓内科教授
内容説明
腎臓の働きの慢性的な衰えは生活習慣病との関係が深く、自覚症状がなく知らないうちに進行しており、実に成人の8人に1人が慢性腎臓病と推計されています。透析療法や腎移植が必要になってきますが、日常の自己管理で進行を緩やかにすることは十分可能です。透析を受けないようにするための自己管理法、あるいは、スムーズに治療を受け安定して過ごすための自己管理法を解説します。
目次
第1章 腎臓のしくみと腎臓病(腎臓病の基礎知識;慢性腎臓病について知ろう ほか)
第2章 慢性腎臓病を進行させない日常生活(日常で気をつけたいこと;薬の飲み方 ほか)
第3章 慢性腎臓病を進行させない食事療法(食事療法の基本;食事療法の実際 ほか)
第4章 腎不全の方の日常生活の注意点(透析療法と腎移植;透析開始後の生活)
第5章 腎臓病の患者さんのための公的な支援制度(腎臓病患者には各種の支援制度がある;腎臓病患者は身体障害者手帳が申請できる ほか)
著者等紹介
富野康日己[トミノヤスヒコ]
順天堂大学医学部腎臓内科教授。1949年生まれ。1974年、順天堂大学医学部卒業後、市立札幌病院に勤務。79年、東海大学医学部内科助手、講師を経て、87年米国ミネソタ大学に客員講師として招聘される。88年、順天堂大学医学部腎臓内科助教授、94年に教授に就任。日本腎臓学会理事、日本糖尿病学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。