内容説明
こころとからだのリハビリを病院から退院したあとも、自宅で続けるためのイラストガイド。
目次
第1章 リハビリテーションの心得(リハビリテーションとは何か;病院で行われるリハビリテーション ほか)
第2章 自分でできるようにするために(適切な診断を受ける;ストレスのない環境を整える ほか)
第3章 からだのリハビリテーション(効果が上がる方法;気をつけたいこと ほか)
第4章 こころのリハビリテーション(こころとは何か;効果が上がる方法 ほか)
著者等紹介
橋本圭司[ハシモトケイジ]
1973年東京都生まれ。リハビリテーション専門医。医学博士。東京慈恵会医科大学医学部卒業。同大学リハビリテーション医学講座にて臨床・研究に従事。東京都リハビリテーション病院、神奈川リハビリテーション病院で、数多くの高次脳機能障害者の治療を経験。現在、国立成育医療センターリハビリテーション科医長、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座講師。NPO法人日本脳外傷後遺症リハビリテーション支援ユニオン副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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藤森かつき(Katsuki Fujimori)
21
高次脳機能障害の患者さんで病院を退院して自宅療養となった方々が対象、イラストを多く交えて、症状が軽い方向けにまとめられている。リハビリテーションを正しく理解するためにも良い感じ。効果はすぐにはあらわれない。2年過ぎても症状は改善する、等、あきらめないことが大切。継続するための工夫が必要。また、筋力が落ちることの次に、関節拘縮が問題になってくる。一ヶ月安静の拘縮は何とか元に戻る可能性があるけれど、二ヶ月以上の安静による拘縮は元に戻らない、というのは怖い。いかに早くからリハビリをはじめなければいけないかだね。2019/11/16
海星梨
6
KU。マジなんでもあるんだよなKU……。機能が戻るのではなくて新たな習慣を作って生活を送れるようにする。カレンダーだけではなく、1日のスケジュールも書き出す。料理の献立を考えて買い物に行き、料理や後片付けをするのもリハビリ。計算ドリルやパズル。新聞をコピーして、特定の文字を塗りつぶした後に、内容を尋ねる。急に目標を目指すのではなくて、段階を踏むこと。2025/01/25
うさこ
3
段取り力:いつ、どこで、誰が、何を、どのように実行し、その結果どうなるか、を紙に書き出す。 体験記憶:口に出し、耳で聴き、紙に書いて、復唱する、を繰り返す。 会話力:相手の言葉をじっくり聞く、発言は1秒待って内容を吟味する。 脳トレ:1)クロスワード・間違い探し、計算・漢字ドリル、新聞の要約。2)料理・整理整頓。3)おしゃれ・外出。4)趣味に没頭する。5)アラーム。2011/04/09
まこ
2
みんなが理解できる診断が正しい診断。 それをもとにリハビリをする。 入門書になると思います。2020/09/06
huyukawa
1
久しぶりに読む。この内容を伝えることすら仕事になってしまう。本書はもっと広まってほしいし、取り入れてほしい。2020/11/14