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内容説明
映画『アイ・ラヴ・ユー』の監督、NHKの手話教室でもおなじみの著者が赤裸々に語る“これまでのそしてこれからの物語”。
目次
プロローグ ろうは私の個性である
第1章 ろうの両親をもつ幸福
第2章 誰のためのろう教育か?
第3章 自分らしい表現を求めて
第4章 言葉を超えた世界
第5章 映画制作ノート―『アイ・ラヴ・ユー』の現場から
エピローグ 語り継ぎたい「ろう者の歴史」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
16
令和の今、手話がすっかり特別なものではなくなった印象があります。昭和の時代、ろう者の伝達手段は口話であったという記憶があり、最近の手話ブーム(?)にちょっと違和感があったのですが本書を読んでその理由がわかりました。「ろう者にとって1月28日は深い意味をもった日だ。1933年のその日、文部大臣が口話教育を奨励する訓示を出した。その訓示によって日本のろう学校教育はいっきに口話主義に転換した」。前半部分は著者が口話教育に苦労させられた記述が続き、このために獲得できたはずの言葉をとり逃し思いを表現できなくなった→2023/03/04
Keiko
4
米内山明宏さんのご冥福をお祈り申し上げます。ろう俳優・演出家のパイオニアです。恥ずかしながら、手話の勉強歴が浅く情報収集が遅かったため、ご存命中に存じ上げることができず、彼の演劇を目にすることが出来ませんでした。彼の人生の歩みを知り、ろうの若者たちへ夢や希望を与えた方だと思います。最近、NHKでも偲ぶ会が放送されていました。彼の両親もろう者。口話を主とするろう学校で手話を禁じられた時代。悶々とする彼に両親が手話の素晴らしさや、生き方の指針となってくれた。彼の人生はろう者の歴史として名を刻みますね。2023/02/21
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