内容説明
リストラ、うつ病、PTSD、アルコール依存、昼夜逆転の生活…さまざまな理由で睡眠障害におちいった人々。彼らの生きざまを通して現代を浮き彫りにする臨床ドキュメント。
目次
第1章 心が眠らない、体が眠れない(Iさんの冤罪―睡眠障害の診断のむずかしさ;一二年の孤独―「今夜も眠れないかも…」と心配して、ますます眠れなくなる人たち;マラソンランなーのゆううつ―リストラによるうつ病と不眠 ほか)
第2章 こわれた眠りの時計(ドラえもん、生体リズムと闘う―交代勤務者の不眠と過眠;お守りがわりの睡眠薬―消灯時刻になじめなかったおばあちゃん;おねえちゃんと僕はおんなじ病気?―朝起きられなくて学校に行けない子どもたち ほか)
第3章 眠りの不思議な世界(おじいさんの「家庭内暴力」―もし、夢のとおりに体が動いたら…;年に一度、一~二週間眠りつづける女性―クライン・レビン症候群;サインはひどいいびき、昼間の眠気―睡眠時無呼吸症候群 ほか)