目次
いま、求められる「地域が創る食の流通」
第1部 認証制度総論(認証がもつ意味;新たな流通の仕組みとしてのローカル認証)
第2部 制度としてのローカル認証(問題を価値として縫いあわせる―米国コロンビア川流域の「サーモン・セーフ」;多様な農業を認めあう町―宮崎県綾町の「自然生態系農業」;農業者が創りだすコウノトリの餌場―兵庫県豊岡市の「コウノトリの舞」)
第3部 地域から生産・消費を循環させる食品会社と運動(漁業者へ通信簿を渡す企業―株式会社井ゲタ竹内によるモズクでサンゴ再生;希少リンゴの現代的価値を醸造する―株式会社サンクゼールと地域の関係;水産物の地域化の試み―スローフィッシュ運動)
地域が創る新しい生産流通の形―ローカル認証の可能性と課題
著者等紹介
大元鈴子[オオモトレイコ]
兵庫県生まれ。2004年、関西学院大学大学院総合政策研究科修士課程修了後、2005年からカナダ・オンタリオ州のウォータールー大学大学院に留学。2013年、同大学院環境学研究科地理学専攻博士課程を修了し、地理学博士を取得。2007年には、ベトナム南部メコンデルタに7か月間滞在し、エビとナマズ養殖についてのフィールドワークを行う。大学院在籍中の2009年から2013年にかけて、Marine Stewardship Council(海洋管理協議会:MSC)日本事務所に勤務し、認証制度の実務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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