内容説明
未曾有の被害をもたらした東日本大震災は、我々の価値観をも揺さぶる歴史的大事件となった。だからこそ世を変える最高の好機は今まさに訪れている。本書は『超越国境』シリーズの第一作にして超越国境プロジェクトの一環として発足した「日台若者交流会」の活動と展望に焦点を当てた作品である。
目次
特別寄稿 自我の超越(李登輝)
第1章 時空を超えた友情―岡本秀世の物語
第2章 超越国境視点で見た日台関係
第3章 誕生!日台若者交流会
第4章 錚々たる協力者たち―実践すれば、道は開ける
コラム 台湾高座会留日70周年歓迎大会へ向けて
第5章 超越国境の理念と実践―「0」から「1」を生み出そう
著者等紹介
安西直紀[アンザイナオキ]
1980年東京都生まれ。慶應義塾大学を取得単位ゼロで中退後、約50カ国を旅する。2008年に手紙を送ったことがきっかけとなり、李登輝元総統と3時間の単独会見を行う。2012年に再び李登輝元総統と会見を行い「日台若者交流会」を発足。代表に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Atsushi Sakamoto
1
日台若者交流会の本です。情熱を持った人たちのひとつひとつの言葉に目頭が熱くなりました。以前日独文化交流会に参加したことを思い出しました。異文化交流で衣食住のテーマは必ず上がります。しかし、文学、芸術そして宗教という問題を語り合うことはできませんでした。生きて行く上で欠かせない衣食住以外の宗教や芸術を学び合うことも大切なことだと改めて感じました。これから徐々にですが、僕も錆び付いたドイツ語を磨きなおすとともに、台湾語を勉強したいと感じるようになりました。同時に日本史やアジアの歴史も学びたいです。2013/12/01
Masakim
0
台湾がかつて日本の植民地だったこと、台湾人がかつい日本人だったこと、戦後の台湾で起きた様々なこと、これらを知らない日本人も少なくありません。日台間の若者の交流を通じ、いろいろアピールを継続して欲しいなあと思います。2013/08/19
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