内容説明
1960年代初頭、世界のほとんどの国を大地とまぐわうようにヒッチハイクではいずり回った元祖・猿岩石/ドロンズ男(自称)が、その後も地球放浪をつづけ、「旅が人生か、人生が旅か」的おのれの生きざまを大作家であり「旅の狩人」でもあった故・開高健との旅談議を軸にすえて、せきららに語る。
目次
序章 ローリング・ストーン?
1章 「ん亭」閑話―ぼくの書斎は人生倉庫
2章 「ぬるーっと、呉服屋の洋服の布地見本持ってこいや」
3章 ここ以外の場所へならどこへでも―『ヨーロッパをヒッチる』のころ
4章 身過ぎ世過ぎの旅―東西国境線取材と南米ゲリラ取材のことなど
5章 さすらいの旅―音楽と文学と風の船と
6章 自前の旅―さざれ石苔むす気配なく
蛇足の章 おまけの旅談議―マスターベーションと女とメシと
終章 「料亭」閑話―さまよえるローリング・ストーン、いずこへ?
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- 和書
- 朗読者 新潮文庫