目次
1 ゴールデン街のひとびと(「あ」のひと;「か」のひと;「さ」のひと;「た」のひと;「な」のひと ほか)
2 新宿・あの時代・おミッちゃんへのメッセージ(朝倉俊博;安藤紘平;庵征行;伊神洋子;石井紀男 ほか)
3 佐々木美智子年譜
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
11
日大闘争を撮り続けた佐々木さんの交遊録。多彩な人脈に、改めて60~70年代のゴールデン街は文化の揺り籠だったのだなと認識。いまは、これに匹敵するような「場」はどこにあるのだろう。人と人が触れ合って、殴り合って、議論しあってしか生まれないものがある。2018/07/24
まんだよつお
7
新宿ゴールデン街で店を切り盛りしていた著者が、長年撮りためたポートレートをまとめた写真集。有象無象の酔っ払いたちが蝟集する当時のゴールデン街は、まさしく新宿の「梁山泊」。「これは遺影だ!」と思わせる、超アップにトリミングされたモノクロ写真が、全面スミベタのページ中央に据えられた斬新なデザイン。著者による彼ら彼女らのエピソードは、歴史の生き証人ならではのオーラル・ヒストリー。アナーキーで猥雑で暴力的で、文化と時代の匂いに溢れたゴールデン街の雰囲気をリアルタイムで体験したかったな……と、悔やんでいます。 2018/09/27
midorino
6
ゴールデン街の人々を写した写真。一人一人に著者が当時の思い出などを寄せている。写真には赤瀬川原平とか田中小実昌など著名人も多い。新宿に行くことはあっても、ゴールデン街で飲み歩いたことはないので、未知の世界が広がっているように感じられた。2019/01/16
Kazuo Ebihara
4
佐々木美智子、通称おミッちゃん。ゴールデン街で知らない人はいない。1968年から11年間、ゴールデン街で4つの店を経営。 1979年45歳の時に、単身ブラジルに渡り15年間生活。 帰国後は、大島で暮らしていたが、2014年80歳の時に、ゴールデン街に戻って来た。 本書は、おミッちゃんが出逢ったこの街の住人と、ここに集った映画、演劇、出版関係者、思想家、運動家たちへの想いを綴った写文集。 私が通った80年代に遭遇した方々に再会出来ました。 こちらの本は、まさしくゴールデン街レクイエムでした。 2019/01/13
takao
2
ふむ2023/06/30