感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みけのすずね
5
「まぶしい庭へ」が見当たらず、こちらをエミリィ・ディキンスンの詩として初めて読みました。小石は「いつも通りの無邪気さで 天命を果たしている」、信仰を「破棄してしまうと あとは存在の乞食」、「私は苦悩の表情が好き それが真実だと知っているから」…詩ってものごとを繊細に表現するものと思っていたけれど、ものごとの本質(らしきもの)をズバッと示すものでもあるんだなあと。ジャーナリスト櫻井よしこさんの文章や、エミリィが目にしたであろう風景写真も添えられていて、クリーム色の生家がすてきでした。2014/10/12