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内容説明
旧ダイエー・マルエツ・エフワンと、上場三社の経営と再建、更に二つの美術館を創立し運営に奔走。息をもつかせぬ異彩サラリーマンの本音人生。夫婦で入院は40回に及ぶ不幸を体験、一方ジャンボ宝くじ当籤と果報もある生活。とにかく愉しく厳しく何度も読みたくなる本である。
目次
第1章 新・美術館の窓から(名画に醸し出された人間模様;美との出会い;生い立ちと反逆の青春 ほか)
第2章 ガス燈余韻(絵画に洗濯された人間土壌;美とはこころの内面の美、自然の美;選挙前の憂うつ ほか)
第3章 絵とのつきあい方三十選(大正ロマンのルーツ「夕焼の河岸」水彩(青木繁)
画技を磨くより人間を磨け「顔」パステル(藤島武二)
夭折の野人的天才画家「秋の憂」水彩(村山槐多) ほか)
著者等紹介
大川栄二[オオカワエイジ]
1924年3月群馬県桐生市に生まれる。桐生高等工業学校(現群馬大学工学部)卒業後、48年三井物産入社、エフワン代表取締役を経て、65年ダイエー入社、副社長を務める。サンコー(現マルエツ)社長、ダイエーファイナンス会長を経て勇退。89年4月、桐生市に財団法人大川美術館を設立。理事長兼館長として現在に至る。愛媛県玉川町立多摩川近代美術館名誉館長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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まちなかのノコギリ屋根
3
大川館長が設立当初から考えていたことを感じてみたくて、読み始めた本書です。やはり今の時代にも通用する考え方や見方が描かれていて、大いに参考としたい部分が多い作品です。残念なのは、著者本人も触れていますが、少し雑にまとめられていると感じる部分もあることでしょうか。次は『美術館の窓から』を読もうと思っています。2020/05/09
せきかわ
0
15年以上前に書かれているものですが、まるで予言のようだと思った。この時点で危惧されている通りに今なっているように感じる。自分のミーハーを反省したい。2018/10/30