内容説明
現代は知と意の社会である。文明は栄え、物資は豊富に出回っている。が、人びとは我を忘れ、あるいは無理矢理自分を押し込め、駆けずりまわっている。なんでそんなに急ぐ必要があるのだろう。老いてはじめて人生の空しさを感ずるのでは遅すぎる。混迷と不安の原因は、心不在の生活態度にある。自分さえよければ人はどうでもというエゴイズムが、争いや孤立に拍車をかけている。本書は、人間の原点に立って、人間の肉体と意識が大自然の関係において、どのような仕組みで成り立っているかを明らかにした空前絶後の書といってよい。かつて釈迦、イエス・キリストは人間の心を説いた。著者もその心にかえって、苦楽の原因、心の安らきを誰にもわかりやすく明らかにしたのが本書である。
目次
心の原点(大宇宙には意識がある;恵みを与える大自然 ほか)
人生の意義と正道(色心不二と科学;中道はどこにあるか ほか)
天と地の架け橋(原子体と心の領域の秘密;神は供物を要求するか ほか)
神は光なり我とともに在り(芸術と正道;文学者の死 ほか)
心行(全文とその概説)
著者等紹介
高橋信次[タカハシシンジ]
幼少の頃から霊的体験を重ねるとともに、電子工学、物理、天文、医学などを学び、人間の心と肉体の関わりを解き明かした。さらに深い探究の結果、魂の転生輪廻を発見するに至る。以来『心の原点』『人間・釈迦』四部作『原説般若心経』など多数の著書や講演活動を通じて、人間の心の偉大性を説いた。コンピューター機器の製作事業を営むかたわら、経営者の指導にもあたった。GLAでは社会の調和をめざす多くの人びとが集い、氏の教えを実践している。長野県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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