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内容説明
この世でただ1枚の葉っぱ、1本のネギ、冬芽、朽ちた花…。みんな美しい!そのありのままの生命の輝きを描き続けて41年。みんな唯一無二の存在です。英国王立園芸協会主催「RHSロンドンボタニカルアートショー2019」Best Botanical Art Exhibit(最高賞)受賞作品「神さまの仕業―下仁田ネギの一生」収録。
目次
もっとも身近な1枚の葉っぱさん
ビオトープ園の葉っぱたち
神さまの仕業―下仁田ネギの一生
或る日の英文校正のやりとりから
著者等紹介
群馬直美[グンマナオミ]
葉画家(ようがか)。群馬県高崎市生まれ。1982年、東京造形大学絵画科卒業。在学中に新緑の美しさ、その生命力に深く癒された経験から、“葉”をテーマとする創作活動に入る。1991年、より緻密な描写のできるテンペラ画と出会い、葉を原寸大で見たまま克明に描く現在の作風に至る。2019年、英国王立園芸協会主催「RHSロンドンボタニカルアートショー」にて連作「下仁田ネギの一生」で、Best Botanical Art Exhibit(最高賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
74
美しい本だ。ページをめくると、何気ない葉っぱたちの美しさに目が止まる。群馬さんのエッセイに心洗われる。世界に一つしかない葉っぱに愛情注いで描いていく。「ロンドンボタニカルアートショー2019」で最高賞を受賞した「神さまの仕業ー下仁田ネギの一生ー」も収録されていて、葉っぱたちの生命力に惹きつけられてしまう。この本、群馬さんに直筆サインもいただきました。2023/01/04
ぽてちゅう
18
葉の先から根っこまで、精緻であり力強いのです。そして何より美しいのです。これまで細胞まで見えそうなほどに描かれた葉っぱを見てきて「お→、お↗、お⤴、お↘」と原始的な声で感動していましたが、今回は花や水彩画、受賞作も加わったこともあって「わぁ→、えぇ↗、ふぅ⤴、ほぉ↘」と感動も格上げ。フワフワであったかそうな表面の毛羽立ちに、今は開く時ではないと意を決している蕾に、思わず手で触れてしまう。『神さまの仕業ーネギの一生ー』は圧巻。昔、祖父の畑で見た、大地に力強く根づいた立派で美味しそうなネギ、そのまんまの姿。2023/01/11