音楽で綴る人生―ヴァイオリンと80年の思い出

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音楽で綴る人生―ヴァイオリンと80年の思い出

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  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784879233042
  • NDC分類 762.347
  • Cコード C0073

内容説明

この本は、生前、ジェルジ・パウク自身が彼のワークライフから私生活に至るまで、これまで彼が出会い、共に仕事をした多くの楽器奏者、指揮者、オーケストラ、作曲家について振り返っている。世界中を飛び回る一方で、パウクは60年以上にわたり良き夫であり、父であり、また祖父として献身的に働き、1940年代までさかのぼる世界中の友人たちとも、長きに渡り交流が続いていた。

目次

ブダペストでのはじまり
ヴァイオリンを習い始める
学校の日々
フランツ・リスト音楽院
アカデミーとブダペストの先にある人生への準備
国際コンクールとリスト音楽院での最後の期間
故郷を離れて
オランダ
新しいヴァイオリンを手に入れて
結婚生活のスタート
ユーディ・メニューインからのアドバイスと援助
英国で新たな一歩
イロナ・カボシュ
ハリー・ブレッヒ&ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
ウィグモア・ホール
ミクローシュ・セケレシュ(ミキ・シーカーズ)
英国人になる
思いがけないオファー
祖母との再会
ヨーロッパ初期コンサートツアー〔ほか〕

著者等紹介

パウク,ジェルジ[パウク,ジェルジ]
ヴァイオリニスト。第二次世界大戦直前のブタペストで生まれた。ホロコーストで最愛の両親を失い、一時は自らもブタペスト・ゲットーの過酷な環境下に収容され、戦後は生き残りの祖母と共に暮らし始める。幼い頃から非凡な音楽の才能を発揮し、5歳でヴァイオリンを習い始め、わずか13歳でリスト・アカデミーの門をたたいた。ジェノヴァ・パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで優勝した後、ソ連支配下のハンガリーから亡命、パリにて22歳の「無国籍者」となる。生涯を共にすることになるハンガリー人の若い妻とアムステルダムで出会い、結婚。名ヴァイオリニスト、ユーディ・メニューインの手助けと推薦によりロンドンに移住、1967年に英国籍を取得した

柳田茄那子[ヤナギダカナコ]
2歳よりスズキ・メソードにてヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部に入学後、渡英。英国王立音楽院音楽学部、同大学院にてジェルジ・パウクに6年間師事、2016年首席卒業。過去、第55回日本学生音楽コンクール小学生の部第1位、同コンクール中学生の部第2位。第78回日本音楽コンクール入選。福島育英会より2010年度『福島賞』を受賞。他、英国王立音楽院学内賞も多数受賞。2017年4月銀座王子ホールにて帰国記念リサイタルを開催し好評を博す。2018年・2019年に渡る第5期サントリー室内楽アカデミーフェローに選出、2021年7月には『東銀座バイオリンスクール』をオープンし後進指導も積極的に行っている。同年9月には、日本音楽財団よりストラディヴァリウス『サマズィユ』を短期貸与され、2022年9月にデビューアルバム『Suono Eterno』をレーベルOMFより発売。リリース記念リサイタルを銀座王子ホールにて開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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