内容説明
山本萠は、天から舞い降りた草蜉蝣と炬燵の部屋で出会った…。穏やかにスリリングにつづいてゆく、日々の至福と寂寥と。澄明な筆致で綴る45篇の「萠庵」エッセイ。
目次
花の下にて(花の下にて;待合室 ほか)
光を与えるように(青空ギャラリー;「書家」と呼びたがる ほか)
雨の交差点(渚に降り立ち;雨の交差点 ほか)
誰が私を呼んだだろう(はるか先を行く人;もうひとりの自分と ほか)
不思議そうに私を見るものよ(摩訶不思議の糸;夏が来る前に ほか)
著者等紹介
山本萠[ヤマモトモエギ]
1948年1月大阪市生まれ。十八歳で大阪を離れ、名古屋、鎌倉と移り、現在は埼玉県所沢市の古い借家に二匹の猫と(ノラ四匹も加えて)暮らす。書の個展は五十回ほどひらく。書、エッセイ、写真、詩、画などの枠をとりはらった自由な創作活動の深化を目指して、現在、詩人の赤木三郎と二人詩誌『夢ゝ』を季刊で発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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