プラチック論叢
ピエール・ブルデューの世界 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 399p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879195913
  • NDC分類 361.235
  • Cコード C3030

内容説明

マルクス主義/構造主義/ポストモダニズムの理論世界を超え、社会科学の新しい領野を切り拓いたブルデューの基本概念を丹念に読み解き、難解とされるその全体像を浮かび上がらせる。フーコーやボルタンスキーを手がかりに後期ブルデューによる政治・国家資本論、社会空間論を新たに眺望する、ブルデュー理解のための決定版。

目次

基本概念の様相
第1部 社会学的な経済理論・政治理論へ(構造主義批判とプラチック生成論―生成理論の社会科学;象徴権力論;言語交換のエコノミー論―経済概念の転移と言語戦略の力能;ブルデュー文化理論/歴史理論の地平と間隔)
第2部 認識論からプラチック生成理論へ(客観的客観主義と主観的人間主義の超克―「感覚=意味」の社会科学へ;ディスタンクシオン論―好み/判断の社会科学理論;三つのプラチック階級論)
総括 ブルデューの“階級=分類化”論―「主観的なものの客観性」と表象
結論 反省的社会学を超えて―自由プラチックの理論へ
増補 ブルデュー理論の批判地平―新たな理論的転移の場へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

iwasabi47

3
半分だけ。私には辛い。2021/08/23

まづだ

0
ハビトゥスという概念が面白かった。これまでの選挙は日本人全員がひとつのハビトゥスの上にあって行われたプラクティスで、今回の選挙は異なるいくつかのハビトゥスの上でそれぞれがプラクティスを行っている選挙に過ぎないのかな、と。ハビトゥスは「自明なこと」。人々の持つ宇宙感は、辻褄なんて合っていない。どこかに偏った重心があるんだ。2012/12/14

じょに

0
2年程前に『実践感覚』や『ディスタンクシオン』をパラパラめくって読んでみても、訳が分からんかったことを思い出す。なるほどなるほど。2009/04/01

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