内容説明
日本には「西欧的な世界」と「アジア的な世界」とも違う、日本人の特異な感受性に支えられた「もう一つの世界」がある―その可能性を徹底的に探った待望の文化評論。
目次
序章 日本のなかの「もう一つの世界」の可能性
第1章 積極的「受け身志向」の謎―発想
第2章 自と他を分離しない世界へのこだわり―自己
第3章 いのちのはかなさを愛でる心―美意識
第4章 どこまでも共生を目指すシステム―社会
第5章 日本が当面する最大の危機―安全
第6章 世界の課題は「脱亜超欧」にある
著者等紹介
呉善花[オソンファ]
1956年韓国済州島生まれ。1983年に渡日。大東文化大学(英語学専攻)卒業。東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究専攻)修了。現在、国際グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員。拓殖大学日本文化研究所客員教授。『攘夷の韓国開国の日本』(文芸春秋)で第五回山本七平賞受賞
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