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内容説明
吉原遊郭に媚妓見習いとして売られてきたりんは、暴漢に殺されかけた青年社長、海棠愁司を助けたことで彼に興味を持たれる。彼女の初見世を買い占めて快楽を覚えさせつつ、文字を教え、園遊会に連れていくために淑女としての振る舞いも仕込む愁司。「おまえを、めちゃくちゃにしたい。壊したい。壊してもいいか」全てに恵まれながらどこか自堕落な愁司。彼に惹かれるも自らの気持ちに戸惑うりんは、彼から身請けを申し込まれて!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六花
9
吉原に売られたヒロイン。ヒーローは“鉄道王”と呼ばれる若社長。ヒロインのポテンシャルが高すぎて笑う。字が読めなかった子が1ヶ月で英語までマスターするって!ヒーローの傲慢さは受け付けなかったけど、最後までヒロインに一途だったのは良かった。2018/04/25
うさぎや
7
田舎育ちのわりにはポテンシャルはんぱないヒロインが可愛かった。あと沢渡さんはなんというかご苦労さまでした……(笑)。2016/10/30
ちり
5
成金ヒーローと遊郭で身売りするヒロイン。遊郭ものか…とちょっと覚悟して読んだらそんなに深刻なシーンがなくてよかったです。しかし、前半と後半で雰囲気が全く異なるのは凄かった。陰謀も少しありますが怪しさ満載の人が1名いたのですぐに分かってしまった。あと、ヒロインがハイスペックすぎる。努力の賜物だろうけど英語まで一ヶ月で出来てしまうのは凄い。2017/03/20
アズ
4
久しぶりに一気に読んだ。二つ前に読んだしょーもない短編の現代物と一つ前に読んで肩透かしを喰らった物の後に読んだことを差し引いてもこれは面白かった。ただ、好みじゃない挿絵と英語に関するくだりになると気分が萎えてしまうことは致し方なかった。日本語の読み書きができないヒロインが1ヶ月そこらで日常英会話どころか英語の翻訳までしたり、終盤近くでは契約書まで翻訳できるようになるなんて、長年英語に携わっている身としてそこはどうしても流すことができなかった。どれだけポテンシャルが高くてもそれはないわー( ̄▽ ̄;)2017/03/16