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内容説明
隣国の王、アリステアの戴冠式に王子エドワーズの侍女として同行したシルヴィア。彼女は王子の公にできない異母妹で、周囲には王子の愛人だと思われていた。アリステアはシルヴィアが以前に心惹かれた相手だったが彼もシルヴィアを誤解し、なじりながらも抱こうとする。「お前をどうしても手に入れたいほど愛している」愛した人に手荒に扱われ、心乱れるシルヴィア。一方、エドワーズはアリステアの妹王女に求婚しようとしていて!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六花
13
シンプルイズベスト!他のレーベルで似たようなの出してたけど、王道大好きだからOKー♪周囲には王子の愛人だと思われてるヒロイン。実は公には出来ない理由がある王子の異母妹。ヒーローは隣国の王。誤解してヒロインにヒドイ仕打ちをしちゃうヒーロー。それに耐えるヒロインというシュチュが堪らなく好き!(*´ω`*) 最後の能天気な解決方法はイマイチ。ヒロイン超悩んでたのにねぇ、そんな簡単にねぇ…(´-ω-`)2017/02/27
sweet""
9
設定がきちんと噛み合っていて綻びが少なく、さすがにお上手だなぁという感想。立場をわきまえ、周囲を気遣うが故に不本意な扱いも我慢、だからといって卑屈にはならないヒロインはいつもながら魅力的。そうなるとヒーローを困ったさんにしないと話がTLにならんのか、誤解したあげくに無体に及ぶのもいつも通り。で、真摯に弁解したと思ったらすぐに終わっちゃう。冷たくされてた分、優しくされてるのも見たーい!話がちゃんとしてるからこそ最後が駆け足に感じて物足りなさが残る。もったいないなぁ。2017/01/17
十六夜
4
火崎先生のヒロインとヒーローはいつも同じ性格で、シチュエーションだけ違っている感じ。今回もそうなんだけど、それでも楽しめるところが強みというか。今作のヒロインも賢く出しゃばらず自立心旺盛、ヒーローはああやっちゃったーな感じだけどきちんと反省するし、最終的には本人たちが幸せ感じているならまぁいいんじゃない? と。誤解が生じたところではヒーローに殺意覚えたが、まぁ事情が事情なだけに仕方ないかと思う面もあり。ハピエンだから深く突っ込むこともあるまい。2017/04/29
眞墨
4
火崎さんちの、やっちまったヒーロー(笑)。全体的にタイトルからの予想と違う展開で、細かいネタが面白かった。2016/10/19
wavie
4
女王の身から出た錆なのに罪のない王の娘にこの仕打ち。その上女王の心情を慮ってヒロインの素性は闇に葬られたまま。実際に王女として認めた方が、兄王子の女遊びの真実もわかるし、国としてもちゃんとした血統の王女同士の交換と、ヒロインが嫁いだ後もうまくいくだろうに。ヒロイン以外皆自分のことしか考えてない…。兄王子カップルも頭に花湧いてるけど、ヒーローよりは筋を立ててる分まだ好感持てた。過去の出逢いが伏線としてヒーロー側に何も作用してないのが残念。ただの一目惚れだからなー2016/09/24