内容説明
27歳の須山希美は、“律進ゼミナール”の塾講師。会社から校長という待遇で異動を命じられ、出世と喜んだのも束の間、行った先は廃校寸前の不採算校、橘校だった。不当な人事異動を会社に訴えに行った希美だったが、半年間で橘校の黒字化が出来なければ希美は解雇、橘校のバイト講師・光浦康宏は大学卒業後、律進ゼミナールに入社しなければならない取り決めをしてしまう―。
著者等紹介
坂井志緒[サカイシオ]
九州出身。2009年より執筆活動開始。『生意気なモーニングKiss』で2016‐17エブリスタWOMAN小説賞の準大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ツン
77
涙を流しながら、仕事を頑張るヒロイン。彼女を優しくフォローしつつも、厳しく鍛えてくれるのが上司ではなく、7つ年下のアルバイト大学生。恋愛の話も仕事の話もどちらも良くて、とても楽しめました。2022/06/06
さくら
4
年下の出来るイケメンっていいですね!女性側からすると、常に不安になってしまう気はしますが。モテモテだし。口が悪いけど頼りになるイケメンと塾を立て直すというシチュエーションにもトキメキました。恋愛だけじゃなく、お仕事要素も強いのが面白かったです。ヒロインも前向きに頑張る姿に好感が持てました。素敵なラストも良かったです。2022/03/28