内容説明
如月零は眼鏡を外すと霊の記憶が見える女子高生だ。二年に進級しても相変わらずクラスで浮いたままだが、同級生の水嶋遙には懐かれていた。ある日、遙にワンダーフォーゲル部に誘われた零は担任教師の鈴宮一貴に後押しされ、ナイトハイクに参加する。その翌日、山で合流予定だった遥の弟の陵が行方不明になっていることを聞き、零は遙遥と一貴、そしてワンゲル部顧問の相良志帆と共に山に探しに行くこととなった。陵を探すために眼鏡を外した零が見たのは異様な記憶だった。更にその山で相良の友人の変死体が見つかり―。
著者等紹介
風島ゆう［カゼシマユウ］
２０１６年１０月『零の記憶』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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dr2006
28
記憶は過去の事だけど、この作品を読んで前向きになれると思った。何かが欠けている人は、完全を自負する人より欠けたそれを埋めようと行動変容ができる。作中、ヒロイン症候群が取り上げられていて、SNSでリア充を披露し続ける人の危うさを憂いだ。他人の記憶が見える如月零とその担任教師鈴宮一貴が身近で起きた事件に立ち向かう「零の記憶」の続編、糖度❤増し増しだ⒲ワンゲル部の同級生水嶋遙にナイトハイクに誘われた零は、合流する予定だった水嶋の弟が行方不明になっていることを知らされる。零がそこで見た記憶はおぞましいものだった。2021/12/11
あゆみ
19
★★★★☆ 続編が出て嬉しい！他人に興味はないが零だけは過保護に扱う一貴と、自分の気持ちに気づきつつも素直になれない零の2人の関係が好み。零のしゃべり方には慣れないが1巻の頃に比べかわいげが出ていて好感が持てる。読了後冒頭に戻って読むと遥の明るさがつらい。事件の犯人は最初から怪しんでいた通りの人物で本性を晒していくにつれ更に不愉快な気持ちにさせられる。次は零がもう少し素直になって一貴との距離が縮まる展開を希望！2017/07/07
うさぎや
8
2巻。またしても悲しい事件に巻き込まれてしまう零。ところでホントにこのふたりの関係がじれじれすぎてもうどうしたらいいか。2017/06/10
あすぴよ
7
二人の仲も進展。話の内容は切ない簡単なミステリーだけど引き込まれた。続きでないかな‼2017/10/05
うめこ
7
零も危なっかしいが一貴も十分危なっかしいので読んでいる方が気が気でない。もうこの二人の成長を見守る気になっているので続編をお願いします。2017/06/16
