内容説明
小笠原真備はお人よしな性格が災いし、中々成績を上げられない生命保険の営業マン。だがその正体は、武蔵野を中心に人知れず悪霊調伏をする稀代の天才陰陽師だった。平日の営業訪問で霊的に問題がある家を見つけ、週末に姉弟子の御子神ゆかりと共に悪霊調伏をしている。ある日の飛び込み営業中、真備は豪邸に住む清楚な女子大生・二条桜子と出会う。保険に興味を持った桜子は真備の話を熱心に聞き、訪問先の紹介までしてくれるが、どれも悪霊絡みの「週末案件」な家ばかりで―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
67
普段は保険セールスマン、しかしてその正体は天才陰陽師というユニークな設定の青年の物語。営業で外回りしているときと陰陽術を使うときの格好良さのギャップが面白い。2017/04/23
紅羽
14
平日は生命保険の営業マン。休日は陰陽師という二刀流の主人公。平日の営業の旁ら、裏家業の仕事になりそうな事件を見つけ、調伏していくという何とも大変そうな毎日。陰陽師…というよりは生命保険の蘊蓄がとても分かりやすく為になりました。改めて保険の事を見直す機会にもなりそうです。2017/05/17
めりた@かりた
13
主人公の性格からか全体的にさっぱりしてますけど、彼の陰陽寮を追われた理由がいまいちはっきりしなくてモヤモヤする。 続きとかあるのかな?2017/07/31
ami*15
12
ラノベ系の陰陽師もの。だけど生命保険に関する話が多く出てきた部分が斬新だなと思いました。特に「保険の営業マンの嘘が分かる話」は非常にためになりました。保険のことってよくテレビのCMとかで聞くけどいまいちよくわからない。でもこのような小説のネタの中で人生で必要な保険のことについて学べるっていいですね。だから桜子の「人生で大事なことって、意外と大学では教えてくれない」という台詞には大共感。知識面はためになる作品でしたが、ストーリー面は後半イベントが多くて若干ついていくのに疲れました…。2017/08/13
水無月冬弥
12
遠藤遼先生(@endouryou)の #ラノベ 保険屋で陰陽師という不可思議な設定、しょうじきなところ、保険屋である必要性はないような、ただキャラはとても魅力的ですね、しかし、ゆかりさんの、優秀&幼馴染&姉属性という圧倒的な負けフラグがひどいなあ(笑) 主人公がよくも悪くも純なので、どう変わっていくか、今後に期待ですね。2017/04/15