「帝国アメリカ」の真の支配者は誰か―金融支配階級が進める民営化・搾取・格差・貧困

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879191731
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0036

内容説明

国家予算、税制、外交政策を操る一方、他国の経済・社会をも支配する米国の少数エリート―米国、中国、ロシア、中南米、アフリカで展開する戦略を徹底分析し、彼らがもたらす格差と貧困の実態を痛烈に批判。

目次

体制としての米帝国(誰が米国を支配しているのか;米国資本主義の危機か、それとも米国労働者の危機か;市場の自由化と強制移住;経済的帝国建設と汚職の重大性;帝国主義体制―ヒエラルキー・ネットワーク・従属国;帝国主義―大量殺戮の原動力;世界の支配階級―億万長者とその「成功」の方法)
2 米国のシオニスト・パワー(行き止まり―ユダヤ・ロビーに抑圧されるイラク研究グループ;事実の抑圧―レバノンを巡るユダヤ・ロビーとメディア;米帝国と中東―シオニズム・傀儡政権・政治的同盟国)
3 抵抗の可能性(中国の過去・現在・未来―半植民地から世界的大国へ?;米国とラテンアメリカとの関係―決裂・反発・過去の幻想;新しい左翼の風か、それとも新しい右翼の熱気か;ラテンアメリカにおける外国投資―社会的代償と政治的リスク)
4 闘士たちのアジェンダ(経済的代替案;ラテンアメリカ―中流階級・社会運動・左派;帝国打倒におけるイラクとアフガニスタンの重要性)

著者等紹介

ペトラス,ジェームズ[ペトラス,ジェームズ][Petras,James]
ニューヨーク・ビンガムトン大学社会学名誉教授。多くの専門誌だけでなく、ニューヨーク・タイムズ、ガーディアン、ネーション、ニュー・レフト・レヴュー、ル・モンド・ディプロマティクといった非専門誌にも精力的に執筆し、その鋭い米国社会批判で知られる。インターネット上でも広く紹介され、自身の公式ウェブサイトも持つ。アメリカ社会学会功労賞、2002年度ロバート・ケニー最優秀書籍賞受賞

高尾菜つこ[タカオナツコ]
1973年生まれ。翻訳家。南山大学外国語学部英米科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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金吾

16
体制、思想の観点から分析した後に本論を論じています。金融支配階級がシオニスト・パワーと結びながら、諸外国の労働力を駆使し世界中で帝国を作るという話はさほど違和感はありませんでした。2021/05/29

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