内容説明
オックスフォード大学社会学研究員の手になる初めての、外国人が見た本格的な日本の犯罪シンジケートに関する学問的研究。暴対法の導入は国家とヤクザ集団との伝統的な関係を変えたが、果たしてそれは市民社会の安寧に寄与しているのか。豊富な取材と関係資料を縦横に駆使した注目の話題書。
目次
第1章 マフィアと国家
第2章 ヤクザの進化
第3章 現代のヤクザ―その構造と組織
第4章 シノギ―資金源
第5章 暴対法
第6章 平成ヤクザ―バブルの崩壊と暴対法
第7章 ヤクザと法と国家
付録
著者等紹介
ヒル,ピーター・B.E.[ヒル,ピーターB.E.][Hill,Peter B.E.]
スコットランド生まれ。英国学士院会員。オックスフォード大学社会学科リサーチ・アソシエート。初来日は1980年代後半で空手を学ぶため。帰国後スターリング大学で日本語・日本研究を専攻。1998年には岩手・東京・大阪をはじめ実地調査を行ない、バブル崩壊と暴力団対策法施行(1992年)の影響を中心に90年代のヤクザ社会を考察する
田口未和[タグチミワ]
1963年、北海道生まれ。上智大学外国語学部卒。新聞社写真記者を経て、現在は撮影活動を続けながら、ノンフィクションを中心に翻訳にも携わる。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hikarunoir
6
当時の同僚が押し付けるように貸してくれた。俺が気に入る要素があると思ったのだろう。
mo11949865
0
情報が2000年あたりで止まっている。 暴力団のあらましから現在に至るまできめ細かく説明されていて読み応えがあった。2017/12/31
ポルポ・ウィズ・バナナ
0
司法システムと警察組織の腐敗、企業のコンプライアンスへの意識が変わらぬ限り、ジャパニーズマフィアは存在し続けるでしょうね。2012/03/10
アジフライ
0
情報が2000年で止まっていますが、とても充実した内容でした。図書館にありました。
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- 週刊東洋経済 2014年4月12日号 …