現代アメリカの陰謀論―黙示録・秘密結社・ユダヤ人・異星人

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879191571
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0036

内容説明

「邪悪な秘密の権力」の強大さに強迫的な関心を抱き、その真の正体追跡に邁進する“陰謀”論者たちの、眩暈を起こしそうな多種多様の言説を丁寧に拾い上げながら、それを育む現代の宗教・政治・文化の危険な体質を鮮やかに照射する。

目次

「誰も信じるな」―陰謀信仰の本質
千年王国主義、陰謀、烙印を押された知識
新世界秩序の陰謀(新世界秩序とイルミナティ;ブラック・ヘリコプターの世界)
UFO陰謀論―一九七五~一九九〇年
UFOと新世界秩序の邂逅―ジム・キースとデーヴィッド・アイク
地底のハルマゲドン―レプティリアンの陰謀
UFOとスケープゴート探し(反カトリックと反フリーメイソン;異星人の反ユダヤ主義)
九月十一日事件―陰謀論者たちの反応
結論―外宇宙からやって来た千年王国論者

著者等紹介

バーカン,マイケル[バーカン,マイケル][Barkun,Michael]
シラキュース大学・マックスウェル校の政治学教授

林和彦[ハヤシカズヒコ]
1955年大阪生まれ。電機メーカー勤務。鎌倉市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

9
まずはっきりさせるべきなのは、著者は陰謀論に対し懐疑的というより否定的である。とはいえ、アメリカで取り上げられる陰謀論を幅広く収集し紹介しているのは素晴らしい。本の目的上、各陰謀論の詳しい説明をするわけではないが概要を理解するのには十分であるし、簡潔にしているがゆえ、各陰謀論の関係性がつかみやすくなっている。最後の数項、また訳者あとがきから著者が盲目的な思考、それによる闘争を陰謀論から読み取り懸念しているのが分かった。私からするとオカルト知識はなかなか面白いのだが、現地で政治的に影響力を持つとなると不安だ2013/03/13

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