内容説明
教皇庁はなぜ信徒のメーソン入会を禁じたのか。教皇の勅書や告諭をはじめ、宗教裁判所における尋問の詳細、メーソンの入社式、拷問を受けたメーソンの体験談その他、双方の豊富な資料を通して、近代メーソンとローマ・カトリックの関係200年を再現する貴重な文献。
目次
序章 敵意の原因は何だったのか
第1章 教皇クレメンス12世の大勅書(1738年)
第2章 ジョン・コウトスの受難
第3章 教皇ベネディクトゥス14世の大勅書(1751年)
第4章 スペイン、スコットランド他におけるフリーメーソン迫害
第5章 教皇ピウス七世の大勅書(1821年)
第6章 教皇レオ12世の大勅書(1825年)
第7章 1825年から1860年までのフリーメーソン迫害
第8章 教皇ピウス9世の告諭(1865年)
第9章 英国フリーメーソンとフランス「大東社」
第10章 ローマ教会内部の秘密結社