出雲の俳人 原石鼎 日置風水

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  • サイズ A5判/ページ数 177p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784879032010
  • NDC分類 911.302
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「原石鼎」「日置風水」など4章で構成。代表作の一つで、高瀬川沿いの出雲市今市町の二京町公園に句碑がある「頂上や殊に野菊の吹かれ居り」で知られる、大正初期から昭和の初期まで活躍した石鼎について、医者の家系で、父親から俳句をやめない限り、学資の面倒をみないと言われるが、夢を絶やさず貫いたとした。
 江戸時代に当代一流の俳人として活躍した、日御碕神社の神主である日置風水は、参勤交代で江戸から信州追分まで供奉(ぐぶ)して記した見聞録「東都紀行」や、日置家の遠祖、日御碕・小野尊俊検校の墓参りを主目的に隠岐の島前・島後を旅した際に書いた紀行文「隠岐のすさび」について紹介している。

山崎 隆司[ヤマサキ リュウジ]
昭和13年、島根県簸川郡大社町杵築西生まれ。昭和37年、島根大学文理学部文科国語国文科(国文)卒業。島根県立浜田水産高校・平田高校・大社高校・大田高校に国語教師として勤務。島根県立大東高等学校教頭、島根県立浜田水産高等学校校長を歴任し、定年退職。
俳人・原石鼎(近代)・日置風水(江戸時代)について研究。日置風水の「紀行文『隠岐のすさび』・『東都紀行』をたどる」と題して山陰中央新報に、「『隠岐のすざび』の解釈と鑑賞」を「大社の史話」に連載。
大社史話会会員。

目次

第1章 原石鼎(原石鼎と高浜虚子;『鹿火屋』創刊と『石鼎窟夜話』 ほか)
第2章 日置風水(風水の出自・師弟の交わりと交友関係;江戸における活躍の跡と風水の人となり ほか)
第3章 岡垣正以と大淀三千風(岡垣正以と大淀三千風;大淀三千風の出雲来訪 ほか)
第4章 随筆(文学学校と『えんぴつの花』;父の遺志を貫いた母 ほか)

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