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目次
煮炊き(大村しげ)
松茸はおいしいらしい(尾辻克彦)
越前ガニを食いに行く(田村隆一)
男ひとりのヤカンメシ(岡本喜八)
ヨコハマ朝がゆホテルの洋食(丸谷才一)
シャケがこんなにうまいとは(岩城宏之)
スペインの蟹の足(檀一雄)
仔羊の背肉ポンパドゥール風(玉村豊男)
映画館の中の食べもの(淀川長治)
煮こごり(荻昌弘)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
11
ありきたりのおかずからローマの饗応まで、18歳の少年皇帝ヘリオガバルスがフェニックスの脳髄を所望しただとか、面白いけれど、海外の美食に触れるほど、日本の食のこまやかさが思われて、「大根を千六本に切って煮立てて、あさりのむき身を入れ、お醤油少々で仕立てる。その温かいのに、ちょっと七味唐がらし」なんてのに惹かれる。河野多恵子「夏のお清汁」、岡本喜八「男ひとりのヤカンメシ」、岩城宏之「シャケがこんなにうまいとは」、渋沢龍彦「ローマの饗宴」、石毛直道「サラダは文明料理」辺りがよかった。2012/07/13
ゆ。
0
2013/07/07