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内容説明
本書には冗談にかけては錬達の士の文を集めてみた。甘口あり辛口あり、中には苦味のまじるものもある。これらを読んで読者が笑いの中で、何らかの世界の「開け」を体験していただくと幸いである。
目次
悪戯…(井伏鱒二)
一口噺…(吉田健一)
日本人のユーモア…(河盛好蔵)
冗談 「風話」より…(高田保)
冗談 「さまざまな笑い」より…(鳥山景三)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
行加
7
「冗談」とは、自分を卑下するでもなく、他人を傷付けることもなく、その場を和ませてくれるものなのですね(*´▽`*) 読んでてほんのり幸せになれますv ちなみにちょっと皮肉が効いてて好きだったのは、「ヒトラーとヒムラーとゲーリングの三人がボートで湖の真ん中へ出たが、ボートが沈んでしまった。三人はカナヅチである。助かったのは誰か?」という、ポーランドのジョークですw(答えはコメント欄にw)2016/02/20
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
2
冒頭から井伏鱒二が登場。笑ったのは、遠藤周作が北杜夫のことをあれこれいった次に、北杜夫のエッセイ「葬式」。色川武大「霊柩車が欲しい」横になっての移動を切望するほど苦しいナルコレプシーであったことを知った。井上ひさし「ある魔男狩について」十代前後少女たちの証言で痴漢扱いされた男の話。その年頃の少女達が残忍で大嘘つきだという井上説。 https://sakuhinsha.com/essay/8676.html2022/08/29