内容説明
暗影燦燦。ルネサンスの爛熟する16世紀イタリア。メディチ家をはじめとする大貴族の荘園のそこここには、「グロッタ」という名の人工洞窟が口を開けていた。人工の極みをもって、始源の楽園を造ろうとする倒錯。「普遍宇宙のひな型」としての庭園と書斎の蔟生をたどる初の本格的グロッタ論。
目次
第1章 生成の暗室
第2章 魔術の庭
第3章 ストゥディオロ
暗影燦燦。ルネサンスの爛熟する16世紀イタリア。メディチ家をはじめとする大貴族の荘園のそこここには、「グロッタ」という名の人工洞窟が口を開けていた。人工の極みをもって、始源の楽園を造ろうとする倒錯。「普遍宇宙のひな型」としての庭園と書斎の蔟生をたどる初の本格的グロッタ論。
第1章 生成の暗室
第2章 魔術の庭
第3章 ストゥディオロ