内容説明
開巻驚奇「紙の上」だけの空想建築を描き続ける情熱にとり憑かれた奇想家たち―ペイパー・アーキテクト、またの名を紙上建築家。平面図や断面図の「視」が与える快感、合理と幻想が鋭く交叉する「紙上建築」という看すごされた一領野の確かな存在を知らしめる、待望の書き下ろし。
目次
序 プレーナーなもの
1 世界劇場、記憶という名の
2 「正しい」作画術
3 ルーイニスタ、廃墟の設計者たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Akito Yoshiue
1
図版の多さがうれしい。高価なのは図版にある程度のサイズが必要なためなのだろうとは思う。2014/02/05
Sumichika3
0
贅沢な本。図版の多さが圧巻。この書物自体が、権力意志ともいうべき建築への意志を表す図像の歴史的な記憶を展覧する博物館と化しているかのような書物。同時に、ピラネージを主題の一つとしているように、本書の頁を繰っていると、建築への意志が廃墟への郷愁めいた偏愛と背中合わせになっている印象を抱かせる。廃墟が、人為を越えた自然あるいは時間による侵食作用を人をして知らしめるメメント・モリの真理を顕現する場所であるなら、逆に建築への意志の裡には人為のうちに人為を越えた形而上学的な欲望が潜んでいるのであろうか・・・
manifestus_
0
断面図とは生命の廃墟?澁澤龍彦『胡桃の中の世界』を読みたくなった。2012/03/18
asukaclaesnagatosuki
0
贅沢な本。図版の多さが圧巻。この書物自体が、権力意志ともいうべき建築への意志を表す図像の歴史的な記憶を展覧する博物館と化しているかのような書物。同時に、ピラネージを主題の一つとしているように、本書の頁を繰っていると、建築への意志が廃墟への郷愁めいた偏愛と背中合わせになっている印象を抱かせる。廃墟が、人為を越えた自然あるいは時間による侵食作用を人をして知らしめるメメント・モリの真理を顕現する場所であるなら、逆に建築への意志の裡には人為のうちに人為を越えた形而上学的な欲望が潜んでいるのであろうか・・・
Quijimna
0
難解、というかついていけずに途中からは図版を楽しんだ。松岡正剛『フラジャイル』が出てきたところくらいかな、ストンときたのは。読書量の少なさを恥じ入る感じです……★★☆☆☆2010/03/18




