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ヴァギナの文化史

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  • サイズ B6判/ページ数 522p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784878936890
  • NDC分類 491.155
  • Cコード C0022

出版社内容情報

名を呼ぶことさえ憚られた女性の秘密の図説文化史。

内容説明

ヴァギナは、女性の快楽の住処であり、男性たちを魅惑してきた神秘の泉であり、世界の創造の起源である。しかしながら、長い歴史の中で、その名を呼ぶことさえ憚られ、神秘のベールに包まれてきた。本書は、世界的なセクソロジー学者によって、解剖学的な知見から、女性の快楽やオルガスムの神秘、世界のさまざまな文化における不可思議な風習まで、古今東西の「女性の秘密」をめぐる驚くべき歴史を、医学史・文化人類学・最先端医学など広大な視野から探究した、世界でも初めての図説・文化史である。

目次

開かれるパンドラの箱―「世界の起源」をめぐる旅への招待
ヴァギナの言語学―それは、どのように呼ばれてきたのか?
ヴァギナの解剖学―解き明かされてきた神秘
オルガスムの生理学―性的快楽のメカニズム
「処女」をめぐる文化史
フロイトとオルガスム
生殖の不思議とそれをめぐる歴史
セックス・トラブル―セクソロジー・カウンセリングの現場から
クリトリス切除の歴史
子宮と医学の文化史―女性器触診の歴史
バイブレーターの歴史
ヴァギナの匂いと味について
ヴァギナへの恐怖と嫌悪の歴史
ヴァギナの美と理想の歴史

著者等紹介

ドレント,イェルト[ドレント,イェルト][Drenth,Jelto]
オランダを代表する性科学者(セクソロジスト)、医師。「オランダ性科学者協会」代表。性に関するあらゆる問題の相談・診察を行なっているクリニック「ルトガース・ハウス」に所属し、カウンセリングを行なっている

塩崎香織[シオザキカオリ]
オランダ語を中心とした翻訳者・通訳者。1972年生まれ。国際基督教大学卒業。1997年よりオランダ在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

13
本書について、下手な感想を書くのも僭越というか、難しい。  ただ、本書の末尾に載っている、ブラジルの作家カルロス・ドルモン・デ・アンドラーデの詩をここに再掲しておく。栗色のアネモネは何を暗喩しているかは言うまでもないだろう:2018/07/10

Smith, Ordinary. Person.

5
 多少の差はあれど、性別を問わず誰もが興味があり、悩みがあり、しかし他人にはなかなか訊けないヴァギナの話。女性が読めば、セルフチェックやセックス・トラブルの話は現在起きている、またはこれから起きるであろう問題への助けになるだろうし、相手を先導する上で役に立つはずだ。また、これは男性も読むべきだ。成人向けのヴィデオやマンガでは決してわからない触覚、味覚、嗅覚に纏わる話や相手を労る愛し方まで、誤って覚えた方法や知識で事に臨むよりも、こういう本でしっかりと学んだほうがいいだろう。2010/10/20

まっさん

3
やっと読み終えた!4ヶ月かかった! フェデリコ・アンダーシの「解剖学者」は史実に基づいているそうだ。「砂漠の女ディリー」も思い出す。ろくでなしこの「ワイセツって何ですか?」ともつながってきた。う〜ん、20代で読んでおくべき本だったなあ。2015/08/01

ゆらゆら

3
名著。医学、民俗、歴史、哲学等幅広くアプローチされている。「こういう方面に興味があるけど何から読んだらいいのかよくわからない~」という人は、まずはこれを読んで、それから更に掘り下げていくといいかも。2011/06/18

むらて

3
すばらしい。性別性嗜好の如何を問わず是非読むといいですよ。生理学、解剖学、歴史、民族、宗教、文学、芸術、映画、習俗、エロス、雑学、興味本位、下心、性の性器の悩みトラブル、中二病、etc.… どんな切り口から手にとっても、期待想像した以上の満足と感嘆と驚愕を得られることでしょう。マジすばらしい。唯一神系原理主義者と男根崇拝至上主義者についてはその限りではないかもしれないが。あと唯一の悩みは、豊富な図説に人前で読む際には周りが気になるくらいか。ホントに豊富で詳細ですので(笑)2010/12/21

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