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目次
陰翳礼讃―抄(谷崎潤一郎)
雑器の美(柳宗悦)
食器随想(辻嘉一)
かけら(幸田文)
好きな茶碗のこと―ほか五篇(佐多稲子)
重箱・箸(竹西寛子)
湯呑み・愛蔵品(宮尾登美子)
男女同量(沢村貞子)
ふだんの日を大切に(秋山ちえ子)
拾いもの(石牟礼道子)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
23
谷崎潤一郎「陰翳礼讃抄」で、日本の漆器の美しさは、ぼんやりした薄明りの中に置いてこそ、始めてほんたうに発揮される(9頁)という。曖昧な日本の私たちか。柳宗悦「雑器の美」1926年で、歴史は追憶であり、批判は回顧であるという(16頁)。分厚、頑丈、健全なものが生活に即する器(17頁)。生き方もかくありたい。雑器の美は無心の美(19頁)。北大路魯山人は作陶の理由は、食道楽から来ているという(91頁)。石毛直道「よそうもの」で、盛りつけを重んじる日本(164頁)。目でも味わう。これを英訳したい。2014/12/06
なつき
2
黒柳さんの「わんこそば」に大笑いしました。2m離れたところから投げるのはさすがに危険すぎますw 2012/11/15