内容説明
テロルと戦争の世紀を僕たちはどのようにして生き、死に、そして生まれ変わることができるのか。『アンドロイドＫ』で「少年Ａ」の心情を詠った著者が、現代を起点に未来の「歴史」を見据えた歌集。
目次
爆心紀行
居酒屋しろねこ亭
犬帰る
青髭公異聞
はつゆめ枕
第五間氷期まで
未来史稿
どん
不自然淘汰説
花の綺想曲
ひかりの季節
ある帰還
生誕前夜
やさしい神
僕らの時代
木々起立
著者等紹介
山田消児［ヤマダショウジ］
１９５９年生。１９８８年作歌を始める。同人誌「遊子」「Ｅｓ」に所属
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感想・レビュー
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warimachi
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戦争や大量死を詠んだものが多いが、清澄ですらある死のイメージと虚しい皮肉の味が素晴らしい。ことに「蝉時雨生けとし生けるものなべて死に絶えし私ひとりの朝に」がいろんな意味でツボすぎて。2012/06/17
