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内容説明
文字をもたぬ民は先祖からの言い伝え=コトツを唄にして残した。江戸期の東西いろはかるたとの比較を通して、サンカの生活の知恵を解説する八切止夫の事実上の遺著。
目次
第1部 サンカいろはコトツ唄の起源(尾州いろはかるた;下駄のほう歯がカルタ札 ほか)
第2部 東かるた・西かるた・サンカコトツ唄(命あっての、ものだね;六十の筵やぶり;はなより団子山(坂)
人形にも衣裳
放られて、銭とるダンナ寺のナンマイダ ほか)
著者等紹介
八切止夫[ヤギリトメオ]
1914年、名古屋市生まれ。小説家。日本大学、明治大学で講師を務めた後、64年、「寸法武者」により第3回小説現代新人賞を受賞。67年、『信長殺し、光秀ではない』『寸法武者』を刊行。以後、“八切史観”とよばれる独自の史観に基づく歴史小説や評論など膨大な著作を発表。87年、死去
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