内容説明
ネオナショナリズム、歴史修正主義、新自由主義、グローバリゼーション…。「歴史」が大きく転換しようとしている現在、「歴史認識」というアリーナで、どのような論議・せめぎあいが行なわれているのか?日本の「戦争/戦後責任」をめぐる論議を総括し、脱冷戦後のアジア・ヨーロッパにおける新たな論議・問いかけを受けとめながら、21世紀の「歴史認識」を構築するための、初の画期的入門書。
目次
序文 歴史認識論争とは何か?
第1部 座談会 「歴史認識」論争、何が問題なのか?
第2部 現代日本の「歴史認識」をめぐる論争・論議(戦後日本の「歴史認識」をめぐる論争・論議の歴史と現在;現在、どのような論争・論議がくり広げられているのか?)
第3部 座談会 脱冷戦・グローバル化時代の「歴史認識」を考える
第4部 グローバリゼーションと「歴史認識」をめぐる論争・論議(「過去の克服」問題のグローバル化;脱冷戦期における「歴史認識」をめぐる新たな論議;現在、東アジアではどのような論争・論議が行なわれているのか?)
第5部 「歴史認識」を考えるための基本書45冊
著者等紹介
高橋哲哉[タカハシテツヤ]
1956年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻は哲学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。